イチョウ葉エキスの人における有効性


イチョウ葉エキスEGb761の有効性は50以上のプラセボ対照比較臨床試験および100以上のオープン臨床試験で明らかにされています。
その中で特筆すべきものは,軽度から中等度の痴呆症患者に関するものです。
1997年Le Barsら9名の軽度から重度のアルツハイマー症または筋血管性痴呆症の患者に対し,イチョウ葉エキスEGb761 120mg/日を52週間投与しました。その結果、患者の認知力を測定するADAS−Cogスコアでプラセボ群に対してEGb761投与群が1.4ポイント改善し,また患者の行動指標を表すGERRIスコアでプラセボ群に対し0.14ポイント向上することを見出しています。参考文献6)
また,Kanowskiらは軽度および中等度の痴呆症の患者156名に対し,EGb761を240mg/日の用量で24週間投与し,プラセボ群に対し有意な神経変性病変の症状改善作用を明らかにしています(1996年)。参考文献7)
さらにWettsteinらはこれまで実施されたEGb761の痴呆症患者に関する26件の臨床試験について解析(Meta−analysis)し,EGb761が従来のアセチルコリンエステラーゼ阻害薬と比較して痴呆症患者に同等の有効性を示しており,ただ特徴としてEGb761の投与を受けた患者では副作用により脱落した患者数が極めて少なかったことを見出しています(図)参考文献8)

Responder rates defined as improvement 4 points ADAS-Cog Dropout rates due to adverse events(diffrence active−placebo)
*improvement4pointsonSKT
イチョウ葉エキスEGb761のの臨床試験データ解析(Wettsteinら,2000年)
ADAS−Cogスコアにおいて4ポイント以上の変化を示したEGB761投与群での奏効率は,多くのアセチルコリンエステラーゼ阻害薬と
同等であった(図左).試験における脱落例数(実薬−プラセボ差)はEGb761群で少 なかったことが示されている

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