● 人参の種類と解説
高麗人参、朝鮮人参、御種人参、田七人参、三七人参、竹節人参、紅参 、白参

人参の種類と解説

 高麗人参、朝鮮人参 
現在私共が一般に薬用人参と呼んでいるものは高麗人参で、中国で数千年の太古から珍重され、かつては中国の山西省太行山脈一帯と東北部(旧満州)の中部以南、ロシアの沿海州および朝鮮半島の全羅道の南面を除く一帯に日生していました。現在は天然産のものは殆どなく、ごく稀に中国、朝鮮などで発見されますが、値のつけようがないはどの貴重品です。現在私たちが使用できるものは主として韓国および我が国において栽培されたもので、高麗人参、朝鮮人参、御種子人参、特に主生産地である朝鮮半島の古い国名に因んで高麗人参の名で呼ばれています。

 御種人参 
薬用人参は、我が国ではもともと自生のものはなく、江戸時代中期に幕府が密かに種子を入手して栽培に成功し、各藩に種子を下附して栽培させたため御種人参(オタネニンジン)と呼ばれ、現在も島根、長野、福島などで栽培がつづけられています。

 竹節人参 
竹節人参とは寛永年代(1630年頃)舟化清国人医師 何 欽吾が九州日向の山中で発見。北海道から籠球に至る各地に自生し,薬用人参とはその薬効も異なりますが,幕府はその代用品として販売を許可し,庶民の薬用人参不足を補いました。

 田七人参 
田七人参は、三七人参とか、田三七などとも呼ばれます。上記の高麗人参・朝鮮人参と同じ仲間のウコギ科に属する植物の根です。アジアでは止血、消炎、鎮痛などの目的に民間薬として使用されました。近年、血液浄化ゃコレステロールを下げるなど、循環器に効果があるとか、1992年にr第51回日本癌学会」において「田三七人参のがん抑制効果」について発表されるなど注目を集めています。

 食用人参 
食用人参はニンジンの呼び名であるが,バナツクス属である薬用人参とは全く異なり,植物分類上もセリ科で,原産地は地中海地方とされ,我が国へは江戸時代初期に渡来し,江戸時代の『和漢三才図会』では,食用人参は(胡ラフク)といい,「胡」は外国・「ラフク」は大根の別名,即ち異国からきた大根で,根の形が薬用人参に似ているため人参と呼ばれるようになったとされている。

薬用人参とは、通常「高麗人参」、「朝鮮人参」、「御種人参」を言います。 呼び名の違うだけで同じものですが、それを製品にする過程で「紅参」と「白参」に分類されます。
人参は掘り取った時は真っ白ですが、中国では生のものを蒸して乾燥させて「紅参」(コウジン)として加工して使用します。
このほうがよく効くからです。

 紅参
掘り取った生の人参を皮をはがさずに、蒸して乾燥したもの。
 白参
掘り取った生の人参をそのまま乾燥したり、皮をはがして乾燥したもの。


Index
人参の種類と解説 (高麗人参、朝鮮人参、御種人参、・・・)
人参の薬効成分
人参の薬理作用 (血行・循環器、精神作用、糖代謝、胃潰瘍、免疫力・・・)
  薬理作用の文献   文献 1 文献2 文献 3
            上記の文献が示す薬用人参の効果
漢方医方書と薬用人参
市販されている薬用人参・紅参