● 人参の薬効成分
高麗人参、朝鮮人参、御種人参、田七人参、三七人参、竹節人参、紅参 、白参

人参の薬効成分

 人参の薬効成分の中心は豊富なサポニン群 
サポニンとはギリシャ語で泡立つという意味で、水に溶かして振るとと泡立つ性質があります。
薬用人参はこのサポニン群(ジンセノサイドginsenosideと呼ばれるサポニン群)を1〜3%含んでいることです。
人参サポニンは大きく分けると、三通りの骨格をもつサポニン群に分けられます。
 @Panaxa−Diol系
 APanaxa−Triol系
 B01eaolicacide系
 これらの人参サポニンは,それぞれ薬理作用を異にし,中枢神経抑制的に作用するもの,末梢血管に対しては 強い拡張作用をもつもの,その拡張作用の機序を異にするもの、中枢神経に対して興奮的に作用するものなどサポニンの中でも違う作用を持つものが多種類含まれます。
 また近年,薬用人参には,サポニン以外の非サポニン分画にも薬理作用をもった,例えばインスリン様作用を有する成分などがみつかり,このようなサポニン類以外の生理活性物質の分離,研究も進められてきているます。
 薬用人参にはこのように,それぞれ特有の作用をもつもの,あるいはまた相反する作用をもつものなど,多くの有効成分が一緒に含まれており,これが洋薬など合成薬剤にはみられない広汎にして多彩な薬効を示し,一見神秘的とも思われる所以でもあります。
また、同一人参でも産地・栽培機関・製法などにより、サポニンの種類、含有量は異なります。
例えば1、2年根の人参と6年根では成分が大きく異なり、具体的には6年根は1、2年根の約3〜4倍のサポニン含有量があり、最も高い薬用効果があります。
また人参は蒸気で処理することでサポニンの変化が起こり、効果が大きく高まります。蒸気で処理したこれを「紅参」と言います。
また、有効成分のサポニンは表皮部分に多く含まれるため、表面の薄皮を除いて作られる「白参」より、そのまま蒸す「紅参」のほうが高い薬用効果があります。


Index
人参の種類と解説 (高麗人参、朝鮮人参、御種人参、田七人参、三七人参・・・)
人参の薬効成分
人参の薬理作用 (血行・循環器、精神作用、糖代謝、胃潰瘍、免疫力・・・)
  薬理作用の文献   文献 1 文献2 文献 3
            上記の文献が示す薬用人参の効果
漢方医方書と薬用人参
市販されている薬用人参・紅参